実は、私、2021年3月末まで、公立学校の養護教諭をしていました。

子どもや教員のやらされることの多い学校、
また逆になんでもお膳立てされて、
「してもらう」ことが当たり前の学校、

未だ、部活動が生徒指導の要と信じて疑わない教員が中心の学校、
少なくてもみんなで出来る協力をして「出来ること」を探る学校、
子どもたちの為に地域と丁寧につながり丸ごと見守ろうとしている学校…

学校のいろんな側面を見てきました。

 

そして、真面目に頑張ろうとすればするほど、超過勤務でへとへとになっている先生や生徒との関係、同僚との関係、管理職、保護者といった人間関係で疲弊してしまった先生、休む先生が出る中で自分の最小限の仕事だけでギリギリ保っている先生、現場は実はとても疲弊しています。

そんな教員をサポートできることが、ひいては子どもたちにエネルギーを戻し、学校をサポート出来ることにつながるのでは?と、思い立ちました。

私の出来ることは、ほんの些細なことかもしれません。

でも、それに賛同いただける方が、少しずつ声をあげてくれています。
そこで、必要な場所に、必要なサポートを届けるための形として、NPO法人の準備をしています。

今は、リアルの地元からと京都で立ち上げていきます。
尊敬できる先輩諸先生方の協力をはじめ、京都教育大の教授、専門職として心理士といったスーパーバイザーの協力もいただきました。

また、現役の先生方で校外でのコミュニティづくりも始められています。ここに来ていただいた方には、こんな場所があることをぜひ必要な方にお伝えいただきたいのです。

 

と、同時に、ご協力いただける方、もう少し詳しく話を聞いてみたいと思っていただけましたら、
ぜひこちらから、お問い合わせください。
→ 問合せフォーム

また、こちらのチラシも参考にしてください
→ 五葉庵案内 8.24

 

さて、前置きが長くなりましたが、そんな私が3つめの扉にあげているのが、これからの「学び方」です。

子どもたちへの学びもそうですが、この大転機に、仕事の仕方も変わってしまう大人や子どもの学びの変化についていけてない先生方に、ぜひ知ってほしいところです。

そもそも、いきなり学校に行けば、勉強は始まりますが、「学び方」を教えてもらった人は、多くありません。

入学後のオリエンテーションは、生活の注意事項や学習のための規律、集団としての心得みたいものを教えられます。
勉強についても、予習復習はこうやりましょうと言われるけど、学び方ではないんですよね。

 

え?違うの?と思った方は、最後までお付き合いくださいね。

これからの「学び方」のポイントは3つ。

①人生100年時代、主体的に楽しく学べること
②インプットとアウトプットのバランスが大事であること
③書くことと思考することはペアであること

 

 

①人生100年時代、主体的に楽しく学べること
今までの学校でやったような記憶する学びは、もう終わり、自分でなぜ?を見つけて、学んでいくことが大切です。

本来の学びは知的好奇心をもち、「なぜ?」と思ったことを探求することや、いかに効率的効果的に解を見つけるか?というもの。ですから、苦しいのではなく、楽しいはずなんです。

脳科学的にも、ワクワクして学ぶときは、神経ネットワークがつながり、いろんな回路を刺激して、学びが定着しやすいこともわかってきました。

 

 

 

②インプットとアウトプットのバランスが大事であること
今までの記憶=インプット重視ではなく、コミュニケーションや思考を使うアウトプット重視に、そしてそのバランスを考えるように移行しています。

入試や大学の在り方もそのようにシフトしています。主体的に問いを見つけ、なぜか?と思考し、それをわかりやすく人に伝えるスキルが求められているのです。今の社会において、求められている力、そのものといってもよいでしょう。

また、アウトプットすることで、脳に定着させることもわかっています。特に反復は、脳に「これ、大事な情報だから、ちゃんと記憶しといてね」とお願いしていることになるのです。

1回やって、安心していると、忘れてしまうのは、脳に一時的でいいよ~と記憶してもらっただけなので、しかたないですよね。そんな今までアウトプットが苦手だった人も楽しくなる学びをしたいなと思っています。

 

③書くことと思考することはペアであること
今の学習指導要領のキモである「主体的対話的深い学び」で必要になる思考についてです。

これからは、教えない=自ら考える教育に教育全体が舵を切ります。そこでは、教師はTeacherよりFacilitator(ファシリテーター)の役割が大事になってきます。

なかなか、現場にはその様子はないですが、そこに意識もシステムも合わせていく学校が増えてくることは間違いありません。

では、どうすればよいのか?

 

 

答えは一つではないので、それこそ、思考してください。思考は、パソコンで打っても出来ません。

本来の「書く」というプロセスが非常に脳科学的に重要になります。

 

 

そうです、アナログな「ノートに書く」という作業が、作業でなく思考になるということなんです。

 

ここで、私が出会った「学び方」の大きな一つ「ノートの取り方」を改めて学ぶことで、
実は・・・自分のメンタルも整えられ、自分らしく生きることを知り、人生を方向転換させたのです。

 

それが、「頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?」の著書:高橋政史さんの「方眼ノート1Dayベーシック講座」でした。

このメソッドを使うことで、現状に困っている人や未来への不安を抱えている人、過去の自分を抱え込んでいる人が、自分で自分を解放されている例もたくさん見てきました。

そして、効率よく学びを定着させることも徐々に出来ています。
そんな講座も、お渡しできるようになりましたので、近いうちに準備いたしますね。

 

さぁ、ぜひ、この新しい視点での楽しい学びを皆さんと共有していきたいと考えています。
新しい扉は すでに開かれていますから。